社長ブログ

子育てのお風呂がラクになる間取り|浴室1620・洗面脱衣室の広さと動線の正解

子育てのお風呂がラクになる間取り|浴室1620・洗面脱衣室の広さと動線の正解

子育て中は、楽しいはずのお風呂が「イヤイヤ期」によって日々の大きな負担になることがあります。

 

特に、複数人で入浴する際の窮屈さや、湯冷めさせないための着替えの動線は、設計段階で対策が必要です。

 

この記事では、子どもと親が快適に過ごせるバスルームと洗面脱衣室の設計ポイントを、動線・広さ・収納の観点から解説します。

 

日々の入浴が家族の楽しい時間になるよう、家づくりのヒントとしてお役立てください。

🛀 暮らしが良くなる!浴室・脱衣室の「ゆとり」確保

 

 

 

子育て期の水回りは、一人で使う前提ではなく、大人と子どもが同時に入浴、着替え、タオル整理を行う前提で計画しましょう。

 

この時期に最も求められるのは、動作にゆとりが生まれる「広さ」の確保です。

 

親子で一緒に入ってもラクな「浴室サイズ」の目安

 

 

大人と子どもが一緒に入浴する場合、標準的な1616(1坪)サイズでは洗い場が手狭に感じることがあります。

 

洗い場で子どもを洗ったり、遊ばせたりするスペースを確保するためには、1620(1.25坪)以上のサイズを検討すると安心です。

 

浴槽は、親子で座ってもゆとりがあるよう、幅160cm〜180cm程度を目安に選ぶと、ゆったりと入浴を楽しめるでしょう。

 

 

着替えと世話のしやすい「洗面脱衣室」の広さ

 

 

洗面脱衣室は、タオルや着替えの収納に加え、入浴後の保湿ケアや子どもの着替えを手伝う場所でもあります。

 

特に冬場は、大人が一歩踏み込んでも邪魔にならない広さが必要です。

 

一般的な脱衣室は1帖から1.5帖ですが、子育て世帯では最低でも2帖(約4㎡)、可能であれば3帖程度のスペースを確保できると、着替えが格段にラクになります。

 

要点:洗い場は1620以上、脱衣室は2帖以上のゆとりを持つと、子育て期の水回りが快適になります。

 

💡 設計・計画の考え方:親子の動線を意識した工夫

 

子どもの行動は予測が難しいため、バスルームと脱衣室の設計は、いかに親の「先回り動線」をスムーズにするかが鍵になります。

 

特に、湯冷めさせないための工夫は、設計段階で取り入れておきましょう。

 

入浴前後の動線:「着るもの」と「タオル」の最適配置

 

 

入浴を終えた子どもはすぐに水分を拭き取り、着替えさせる必要があります。

 

この動線をスムーズにするためには、洗面脱衣室に家族それぞれの着替え(パジャマなど)を一時的に置ける棚やロッカーを設けておきましょう。

 

また、タオル類は脱衣室内のオープン棚にまとめて収納し、ワンアクションで取れる高さにしておくと、入浴後の作業が効率的になります。

 

 

子どもが片付けやすい「おもちゃ収納」のルール

 

 

子どもにとってお風呂が楽しい場所になるよう、おもちゃは欠かせませんが、カビやヌメリの原因にもなります。

 

浴室内に設置するおもちゃ収納は、水切れが良く、子ども自身が片付けやすい位置に計画しましょう。

 

例えば、水が溜まらないように底上げされたラックや、壁に吸盤で取り付けられるメッシュバッグを活用すると、浴室内の清潔を保ちやすくなります。

 

要点:着替えとタオルは脱衣室内に集中配置し、おもちゃ収納は子どもが片付けやすく、水切れが良いものを選びましょう。

 

 

🙅‍♀️ よくある失敗・誤解と回避策

 

水回りに関する計画は、つい広さや設備に目が行きがちですが、子育て期の生活シーンに潜む小さなストレスを解消できるかどうかが重要です。

 

以下の失敗例と回避策を知り、計画に活かしましょう。

 

失敗例1:タオル収納を洗濯機上に限定した

 

洗濯機上の棚は便利ですが、使用頻度の高いバスタオルを置くと、体が濡れた状態で手を伸ばすことになり危険です。

回避策として、洗面台の横や脱衣室の壁面に、手が届きやすい高さのオープン棚を設け、乾いたタオルを置けるスペースを確保しましょう。

 

失敗例2:洗面台下の収納が子どもの手が届かない場所だった

 

子どもが自分で歯磨き粉やコップを取れないと、親が毎回手伝う手間が発生します。

 

回避策として、洗面台の下段の一部をオープンにし、子ども専用のコップや歯ブラシを置く定位置を設け、自立を促せる環境を整えましょう。

 

失敗例3:冬場の脱衣室の寒さ対策を怠った

 

脱衣室が寒いと、子どもが湯冷めするリスクが高まり、入浴後の着替えも億劫になります。

 

回避策として、壁掛け式のヒーターやタオルウォーマーを設置できるコンセントと補強を、あらかじめ計画に盛り込んでおきましょう。

 

失敗例4:浴室の窓が大きすぎた

 

大きな窓は開放感がありますが、外からの視線や冬場の寒さが気になることがあります。

 

回避策として、換気と採光に必要な最小限の大きさに抑えるか、高窓やルーバー窓を選び、プライバシーと断熱性を両立させましょう。

 

要点:タオル収納はワンアクションで取れるよう分散配置し、子どもの自立と冬場の温度差対策を優先して計画しましょう。

 

 

✅ 子どもが喜ぶバスルームと洗面所のチェックリスト

 

ご家族の日常動作をイメージしながら、以下のチェックリストを活用して、水回り設計の漏れがないか確認を進めていきましょう。

 

▢  浴室のサイズは、大人と子どもがゆったり入れる1620(1.25坪)以上を検討していますか?

▢  浴槽のふち(エプロン)の高さは、子どもがまたぎやすく、安全な設計になっていますか?

▢  洗面脱衣室に、子どもの着替えや親のケアスペースを確保できる2帖以上のゆとりがありますか?

▢  バスタオルやパジャマを、濡れた体で移動せずに取れる位置に収納スペースがありますか?

▢  洗面ボウルに手が届かない時期のための踏み台を置いても、動線が詰まりませんか?

▢  浴室のドアは、開閉時に子どもがぶつかるリスクの少ない引き戸または折れ戸を選んでいますか?

▢  脱衣室に、冬場の湯冷め対策のための暖房器具を設置できる準備はできていますか?

▢  浴室のおもちゃ収納は、水切れが良く、子どもが自分で片付けられる高さにありますか?

 

要点:入浴の「準備→入浴→着替え→片付け」という一連の流れで、親子の動作がスムーズになるかを確認しましょう。

 

 

❓ よくある質問

 

Q. 洗面脱衣室の広さはどれくらい確保すれば良いですか?

 

A. 家族4人程度で子どもと一緒に入浴する場合、最低3帖(約1.5坪)程度のスペースを確保できると安心です。

これは、着替えや一時的な待機スペース、収納を設けるための目安です。

特に冬場はヒーターやタオルウォーマーを置くことも想定し、ゆとりを持った計画にしましょう。

 

 

Q. 子ども用の踏み台や椅子を置いても邪魔にならない広さの目安は?

 

A. 浴室内に踏み台や小さな椅子を置く場合、浴槽幅が160cm〜180cmのものがおすすめです。

また、洗い場を広くするため、浴室のサイズは1620(1.25坪)以上を目安に検討しましょう。

洗い場に物を置きすぎず、掃除がしやすい環境を維持することも大切です。

 

Q. 子どものおもちゃ収納で気を付けるべきことは何ですか?

 

A. おもちゃ収納は、水切れの良さと片付けやすさを最優先しましょう。

S字フックで吊るせるメッシュバッグや、カビにくい素材でできたオープンラックが有効です。

子どもの手が届く高さに設置し、片付けを習慣化できるような仕組みを作っておくと、浴室内の清潔を保ちやすくなります。

 

まとめ

「お風呂イヤイヤ期」は、親子の関わり方次第で楽しい時間に変えられます。

 

そのためには、設計段階で親子の負担を減らすための「ゆとり」と「動線」を確保しておくことが重要です。

 

入浴から着替え、片付けまでの一連の動作をイメージし、特にタオルや着替えの収納、冬場の温度差対策といった「小さな手間」を解消する工夫を計画に取り入れましょう。

 

このコラムを参考に、ご家族の理想のバスタイムを実現するための次の一歩を踏み出してみましょう。

 

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