社長ブログ

共働き家庭こそ“高断熱・高気密”にこだわるべき理由:日中不在の家が快適になる秘密

共働き家庭こそ“高断熱・高気密”にこだわるべき理由:日中不在の家が快適になる秘密

共働き家庭にとって、朝は忙しく、夜は遅くに帰宅します。だからこそ、家にいる時間は「ストレスなく快適に過ごしたい」と願うはずです。

日中家族が誰もいない家では、性能が低いと外気温の影響をダイレクトに受け、

帰宅後に「真冬の冷凍庫」「真夏のサウナ」といった不快な状態になりがちです。

この記事では、高断熱・高気密住宅が、共働き家庭の光熱費、時間、

そして快適さをいかに変えるかを具体的な理由とともに解説します。

 

 

 

🏠 帰宅後の「不快な熱気・冷気」をシャットアウトする魔法瓶効果

 

 
共働き家庭の多くが経験するのが、帰宅後の「温度ショック」です。

 

 
日中、エアコンを止めていた部屋は、外気温と同じ、あるいはそれ以上の不快な温度になっています。

 

 

 

1. エアコン効率が段違い!外気に負けない断熱性能(UA値)

 

 

**高断熱(UA値が低い)**な家は、文字通り「魔法瓶」のような効果を発揮します。

 

 

日中、エアコンを完全に切っていたとしても、壁や窓から熱が逃げにくいため、室温の急激な低下や上昇を防ぎます。 

 

 

低性能な家: 帰宅後、冷え切ったり熱された壁や床を、一から温めたり冷やす必要があるため、エアコンがフル稼働し、電気代が高くなります。

 

 

 

高性能な家: 帰宅時の室温と設定温度の差が少ないため、エアコンはすぐに安定運転に入り、短時間で快適になり、電気代も抑えられます

 

 

2. 計画換気と結露防止に必須な気密性能(C値)

 

 

断熱性能とセットで重要なのが、**高気密(C値が低い)**です。

 

気密性が低いと、どんなに良い断熱材を入れても、隙間風によってせっかく温めた/冷やした空気が逃げてしまいます。

 

要点:施工会社へ【気密測定】をしもらう様に依頼しておくと高い気密性を持つ家を手に入れる事が出来るためオススメです。

 

 

共働き家庭のメリット:

 

日中、不在で窓を開けられないときでも、高気密によって24時間換気システムが計画通りに機能し、

 

 

新鮮な空気が家全体に行き渡り、結露の発生を防ぎやすくなります。

 

 

要点:日中の温度変化を緩やかにすることで、帰宅直後の不快な状態がなくなり、エアコンの「立ち上げ時間」と「消費電力」を大幅に削減できます。

 

📉 共働き家庭の家計を守る「光熱費」と「時間」のメリット

 

 

高性能住宅は初期費用こそかかりますが、その後のランニングコストと、共働き家庭にとって最も貴重な「時間」を節約してくれます。

 

 

光熱費:日中の「つけっぱなし」運転を効率化

 

 

日中、外出している間もエアコンを「弱運転」でつけっぱなしにする方が、帰宅後に一気に温め直すよりも電気代が安くなる場合があります(特に高性能住宅)。

 

 

高断熱・高気密であれば、エアコンが少し動くだけで室温を維持できるため、つけっぱなし運転の効率が格段に上がり、夏場や冬場の電気代が大幅に削減されます。

 

 

時短効果:帰宅直後にリラックスできるゆとり

 

 

仕事や保育園の送迎で疲れて帰宅した後、部屋が寒すぎたり暑すぎたりすると、ストレスが溜まります。

 

高性能な家では、玄関を開けた瞬間からリビングまで温度差が少なく、すぐに快適な温度で過ごせます。

 

この「家事や育児の前にリラックスできる時間」が確保できることが、共働き家庭にとって最も大きな精神的メリットです。

 

要点:高性能住宅は「つけっぱなし」を経済的に可能にし、帰宅後のわずかな時間で快適さを手に入れられます。

 

 

💖 健康面・家事面での二次的なメリット

 

 

 

性能を高めることは、光熱費や快適性だけでなく、家族の健康や家の寿命といった長期的なメリットにも繋がります。

 

 

1. ヒートショック予防とアレルギーリスクの低減

 

高断熱な家は、リビングと廊下・トイレ・脱衣所などの温度差が少ないため、

 

冬場のヒートショック(急激な温度変化による血圧変動)のリスクを大幅に軽減します。

 

また、結露の発生が抑えられることでカビやダニの繁殖が防がれ、アレルギー体質のお子様がいる家庭にも優しい環境となります。

 

 

2. 掃除の負担軽減と家の長寿命化

 

結露が少なくなれば、窓のサッシやパッキンに発生するカビを掃除する手間が減ります。

 

さらに、結露による建材の劣化を防ぐため、家の構造そのものが長持ちし、

 

将来的な修繕費用を抑えることに繋がります。

 

要点:高断熱・高気密は、結露・カビを防ぎ、家族の健康と家のメンテナンスコストを守る「防御壁」です。

 

🎯 共働き家庭が目指すべき性能の目安(UA値・C値)

 

 

「高性能」と一言で言っても、具体的な目標値を持つことが重要です。

 

特に共働き家庭が目指すべき性能の目安をまとめました。

 

UA値(外皮平均熱貫流率):断熱性能の指標
建物から逃げる熱量を表す数値。**数字が小さいほど高性能**です。
【目安】0.6W/㎡K以下(国の定めるZEH基準相当以上、できれば**HEAT20 G2レベル0.56**)

 

C値(相当隙間面積):気密性能の指標
家の隙間の大きさを表す数値。**数字が小さいほど高性能**です。
【目安】1.0㎠/㎡以下(できれば**0.5㎠/㎡以下**)

 

※C値は、設計値ではなく、建物を建てた後や工事中に専門業者による「気密測定」を行わなければ正確な数値は分かりません。

 

契約前に「全棟気密測定を行うか」を必ず確認しましょう。

 

要点:UA値とC値の両方をセットで目標設定し、特にC値は必ず測定することを依頼しましょう。

 

 

❓ よくある質問

 

Q. 高断熱・高気密が「帰宅後の快適さ」にどう影響しますか?

 

A. 日中不在でも外気温の影響を受けにくく、室温の急激な変化を防ぎます。特に冬場、冷え切った家を一気に温める必要がなくなり、エアコンの立ち上がりが早くなり、帰宅後すぐに快適な温度で過ごせるようになります。

 

Q. 共働き家庭にとっての理想的な住宅性能の目安は?

 

A. 断熱性能を示すUA値は0.6W/㎡K以下(HEAT20 G2レベル以上)、気密性能を示すC値は1.0㎠/㎡以下を目標にしましょう。特にC値は、施工精度に依存するため、全棟気密測定を行っている会社を選ぶことが重要です。

 

Q. 高気密住宅はカビが発生しやすいというのは本当ですか?

 

A. いいえ、誤解です。高気密住宅は計画的な換気が可能なため、適切に換気設備が作動していれば、低気密住宅よりもむしろ湿気コントロールがしやすく、カビの発生リスクは低くなります。ただし、換気システムを止めたり、フィルター掃除を怠るとカビの原因となるため、メンテナンスが非常に重要です。

 

 

共働き家庭にとって、住宅性能への投資は、単なる「費用対効果」ではなく、

 

忙しい日常における「時間と心のゆとり」への投資です。

 

日中、家を空ける時間が多いからこそ、外気温に左右されない快適な空間を手に入れることは、

 

夫婦のストレス軽減、子どもの健康、そして未来の光熱費削減に繋がる最優先事項です。

 

ぜひ、UA値とC値にこだわった家づくりを検討してみてください。

 

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