社長ブログ
家づくり!回遊動線は必要か?
最近、間取りのご相談の際に回遊動線を造りたいという内容を頂きます。
回遊動線にあこがれを持っている方も多いかもしれません。残念ながらあまり褒められない回遊動線もありますし、そうなった場合折角使ったお金も無駄になってしまいます。なにより精神衛生上悪いし、健康にも影響してくるかもしれません。
ということで、今回は【回遊動線!暮らしの中でしか気づかない実践知識】をテーマで話します。
この知識をしれば、日々の暮らしの中で「意外とこの場所使わないなぁ」とか「無駄なお金使ってしまったなぁ」なんて無駄な事に気を取られることが無くなり。より家族の為に時間を使い、パートナーとの関係がより良くなったり。子供との時間をより楽しめる。など、暮らしにあると便利な知識です。
まず、結論は一つメリットとデメリットを知る事です。
以前相談受けたお客様で現在の家が回遊動線になっており寝室に2つドアを作ったそうです。当初は両方のドアを使っていましたが1年後には一つのドアだけしか使わなくなったそうです。そのドアが無ければ低い棚など設置してちょっとした小物の収納などもできたと嘆いていらっしゃいました。こんな事になってしまうのではと多くの方が不安を抱えているのではないでしょうか。
今回はそんな不安を解消できるように、そして後悔してしまう間取りにならないような知識についての話です。
一番の大切なのはメリットとデメリットを自分たちの暮らしに置き換えて考える事です。今の暮らしの中の不満点や不効率な所が解消されるようであれば回遊動線を採用する価値があると考えられます。
代表的なメリット
〇導くような動線を造ることが出来暮らしやすい間取りを造れる。
子供が帰ってきて手を洗って学校の荷物を片付け「ただいまぁ」と自然に出るように動線で導くことが出来る。
〇家事導線が簡素化され奥様が楽になる。
玄関→クローク→パントリー→キッチン→洗面室のような間取りを造ることで家事動線を最大限効率化出来る。
〇子供が喜ぶような空間になる。
家の中を走り回ったりかくれんぼしたりなど、家の中でも元気よく遊ぶことが出来る。
他にもありますが、私が回遊動線を採用する時に意識して設計する部分です。
代表的なデメリット
〇廊下が出てくる場合が多く家が広くなる。
家が広くなることにより予算面でも増加する。ドアなども増え予算増加になる。
〇プライバシーが確保されずらい。
間取りや配置にもよりますが、洗面室を抜けるような回遊動線の場合は入浴中に人が入ってくる事になり年頃の子供の場合は嫌がられる。
〇家具の配置など制約が出てくる。
入り口や通路が増えるので建坪が小さい家の場合は家具を置けないや収納が減る可能性がある
如何でしょうか、代表的な物だけですが一番重要な部分だったりします。自分達の暮らしや家族構成により採用しない方が良い場合もあります。そのあたりはしっかり設計士や工務店の方と打ち合わせを行い後悔の無いように選ばれてください。因みに私は回遊動線が好きなので取り入れられる場合は積極的にご提案しています。ご興味のある方はご相談ください。
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