社長ブログ
中古住宅を購入の時に知っておいてほしい現実
中古物件を買ってリフォームをと言うお話をする機会がよくありますが、中古物件の購入につきましては住宅品確法が出来た平成12年が境になります。それ以前と以降では住宅の建物に対する信頼感も大きく変わりました。
役所は認めたくないかもしれませんが、平成12年以前の建物は本当にひどい建てられ方をしている建物がとても多かったですね。実際に建売なども今の施工レベルからから言えば欠陥と言える住宅がほとんどと言っても過言ではないほどひどいものでした。
私も前職の時にみた分譲住宅の施工方法や管理を見て唖然としたこともありました。基礎工事の際に明らかに鉄筋の数が少ない、正直少ないとかいうレベルでは無かったです。雨が降っているのに木材はあまざらし、基礎の中に雨水がある状態で床を貼り始める。
このことを不動産会社に言いましたが、見てみぬふりでとにかくひどい不動産分譲会社が多かったですね。まわりで工事を見ていても同じような建物が多かったので、中古を購入するなら平成12年以降の建物をおすすめしております。余裕を見れば平成14年ぐらい以降の建物の方が安心ですね。
この法律ができた後でもある大手の住宅会社ですが、数百棟レベルの欠陥住宅でニュースで取り上げられてました。多くの方が大手のハウスメーカーを選ぶ理由として安心だからと言います。何が安心ですかと聞くとまず
1.倒産しない。確かに言われる通りです。
2.施工について安心と言われます。
しかし今までに何故ニュースにならないのか不思議ですが、大手のハウスメーカーが数千棟レベルの欠陥が発覚したにも関わらず、報道を一切されないことに疑問を感じます。平等に報道してほしいものです。ネットでハウスメーカー偽装や欠陥などでパソコンをたたけばいろいろな情報が山ほど出てきます。
建築というものはアナログ的な部分がいまだに残る分野だと思っています。工場で全ての物がつくれないからこそ、お客様の思いが詰まったた注文できる家になります。
大手でさえ大きなミスを犯すことがあるわけですから私たちも常にこういった部分を気をつけないといけません。
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