ひのきへのこだわり
木楽家では、柱・土台には
ひのきしか使いません
木楽家では「なぜ、ひのきにそこまでこだわるのか?」とよく聞かれます。
一番の理由は私たちが大好きだからです(笑)
そして、ひのきの丈夫さに惹かれているからです。
ひのきの丈夫さは古くから認められおり、かの有名な法隆寺の柱にもひのきが使われ1400年以上もの間、建物を支え続けています。そんな歴史のある木材ですので、ひのきは、現在に至るまで高級品とされてきました。
その”高級さ”もあり、新築の家の柱には価格が安く、ひのきの次に丈夫な杉が使われることが一般的です。
木材業者からも「ひのきの柱は必要ない。杉の柱で充分だ」とよく言われていました。
ですが、ある時見たひとつの光景が強烈に印象に残っていました。土砂災害などで壊れた家…。
よくみるとその家の柱が折れていたのです…。その柱は杉でした。
より丈夫な『ひのき』で家を造りたい
“もし、これがひのきの柱なら持ちこたえていたかもしれない”、“より丈夫な『ひのき』で家を造りたい”、私たちはどうしたら丈夫な家を建てられるだろう?と強く思いました。
「地震や台風などの災害に備えて、より丈夫な家を考えなくてはいけない。人の命を守るべき家だから、より丈夫な『ひのき』で家を造りたい。
しかし、ひのきは他の資材と比べても流通量も少なく値段もやはり割高。
そうなれば当然、高い予算を組まなくてはいけません。一棟でも多くひのきの家を建てるためには、私たちの想いを理解し協力してくれる木材屋さんが必要不可欠でした。
よりよい家づくりを目指して!
木楽家の挑戦
そして木楽家の挑戦が始まりました。
各木材店・木材市場に何度も価格の交渉をしたり、時には生産元まで足を運び、
木楽家の家に対する想いを直接話した事もありました。
ですが、まったく話を聞いてもらえず門前払いを受けたりと、“本当は杉の柱を使って周りと同じように家を造った方が楽なのかもしれない...”と諦めかけていた時、私たちの考えを理解してくれる木材市場に出会えたのです。
それから少しずつ木楽家の想いを理解してくれる人々に出会う事ができ、高級木材(ひのき)を使いながら、他社に負けない価格で良質な家を建てる夢を実現することができました。
「すべてのお客様にひのきの香りがする、丈夫で体に優しい家に住んで頂きたい」
そんな願いがやっと叶ったのです。